新FirstVRアプリ”Amazing Fly Punch”リリース!-開発者様にインタビュー

先日、FirstVRのSDKを使った新アプリを、FirstVR開発者の方が開発&リリースいたしました!

FirstVRアプリ「Amazing Fly Punch」

↓Google Play ダウンロードはこちらから!↓

 

みなさんこんにちは!H2Lエヴァンジェリストの堀江です!
今回はこちらのFirstVR新アプリ「Amazing Fly Punch」の開発者様に、アプリについてやFirstVR開発についてインタビューをいたしました!

FirstVRアプリ「Amazing Fly Punch」開発者

斉藤様 専門学生(3年) twitter @abelace0422
使用ソフト:Unity
ゲーム制作が大好き。なんでも作るが、タワーディフェンスに偏りがち。

 

インタビュアーブロフィール

堀江
H2L株式会社 エヴァンジェリスト
H2Lの広報全般を担当している。趣味は写真を撮ること。

 

【開発されたアプリについて】

今回開発したアプリ「AMAZING FLY PUNCH」について、
どのようなゲームか少しご紹介をいただけますでしょうか?

パンチを飛ばして迫り来る敵を倒すというゲームです。ジェスチャー認識も使っているので、パーで照準を合わせてグーのときに腕を突き出すと、パンチを繰り出すことができるようになっています。一定時間生き残ればゲームクリア。倒した敵の数がゲームスコアになっています。

どんな人に「AMAZING FLY PUNCH」をプレイしてほしいですか?

FirstVRやVRを知らない方に「どんなものなのか」を知ってもらうために遊んでもらいたいと思ってます。
クラスメイトでもFirstVRを知らない子がまだいっぱいいて、ジェスチャ認識ができるよっていうのを主に伝えたかったです。

【アプリ開発について】

こちらのVRゲームのプログラミングにはどれくらいの期間がかかりましたか?

一週間程度ですね。プログラム自体は4日間で、あとはデザインとかやったりしました。用事があるときもあったので、そういう時間含めて1週間でできました。
こういったゲームは難しさのチューニングが必要とされると思いますが、学校で習ったりとかはするんでしょうか?
得に習ったりとかはしませんでした。自分でやってみて、ちょっと対処しきれないなという場合にチューニングしました。

迫り来る敵。なかなか速いです。

 

FirstVRを使おうと思ったきっかけ(購入動機)は何ですか?

東京ゲームショウ2017の一般デイでFirstVRのブースを見て初めて知って、ジェスチャ認識が自分の中ですごいなっていうのがあって。これはやってみたい、使ってみたいと思ったので。だいぶ興奮してました(笑)

TGS2017のFirstVRブースの様子

FirstVRはいつごろ手に入れられたのですか?

今年の日本ゲーム大賞の制作が終わってからAmazonで購入しました。TGS2017からずっと気になってて、やっぱり買おう!と思って。
TGS2017から期間が空いての購入でしたが、思い立ったきっかけは何でしたか?
FirstVRのお知らせをメールで受信するようにしていたので、見てはいました。やってみたいなという気持ちがつのっていって、爆発した感じです(笑)

FirstVRの開発で楽しかったところはどういったところでしょう?

FirstVRのSDKをみながらどういう風に開発するのかは勉強したのですが、自分のゲームにジェスチャが反映されたときが一番嬉しかったです。
SDKはいかがでしたか?
リファレンスも日本語で読みやすかったので、それと見比べながらやってたらだいぶわかりやすかったです。

FirstVR開発者サイト(*注1)で見ることができます。

VRゲームを作るのはいかがでしたか? 3Dゲームとはちょっと違いますが。

PC、スマホ、VRゲームはいろいろ作っています。oculusやhtc viveも少し使っています。ゲームを作る学校なので、学校にある機材を授業外で使わせてもらったりもしています。

今回、斎藤様がVRアプリを出して、反響はいかがでしたか?

クラスメイトに実際プレイしてもらって、おおむね好評でした。FirstVRでこういうことができそうだよねというディスカッションをしたりしました。

【プログラミングについて】

今回はUnityでFirstVRアプリを開発されたとのことですが、プログラミングはいつごろから始められたのですか?

専門学校はいってからなので, 3年目くらいです。

プログラミングは何から始めましたか?

c#からはじめてます。c#の授業と別にunityの授業があって、最初ゲームを作るときはUnityだったので、それにあわせてc#を教えてもらっていました。

学校以外の時間でプログラミングを行ったりはしていたのですか?

DXライブラリなどの勉強がてら、家でミニゲーム作ったりしてます。
作られるゲームは何系が多いですか?
バラバラですが、アクション系が多いですね。タワーディフェンスにかたよりが多いです。

学校(大学や専門学校)で開発については教えてもらったりしていたのでしょうか?

ネットで自分で調べた知識がだいぶ多いかなと思います。Unityの授業では基礎的なことを教えてもらったので、後は自分で調べてやりました。

【FirstVRについて】

今後FirstVRを使ってやりたいことは?

実は現在進行形でまたFirstVRのゲームを作っています! FVR Wizard(*注2)とちょっとかぶるのですが、魔法が出せたら楽しいだろうなーと思って魔法ゲームを作っています。
3人チームでやっていて、全員プログラマーなので、デザインなど役割分担しています。
それは授業でやっているのですか?
そうですね、制作授業があって、班を組んでやるのでFirstVRでやろう!という話になり。
とても楽しみにしています!

ジェスチャを使った魔法ゲームで魔法を使えるように..!楽しみです!

今後のFirstVRに期待することは何ですか?

以前、ギャル電さんの記事(*注3)でFirstVRの両手対応のお話があったので、それをとても楽しみにしています!それができたら、今以上にできることが増えるので、是非とも。
これからもfirstvrは開発続けていきたいと思っています!
開発で最初につまったところはどこでしょうか?
SDKを読みはじめは、わかるまでに少し時間はかかりました。最初、リセンターの関数が二つ?あって開発できなかったりしました。ただ、ちゃんと読めばとてもわかりやすかったです。
こちらでもわかりやすいように設計を改善していきます。
斎藤様、ありがとうございました!
今後の開発にも期待しております!

(*注1)FirstVR開発者サイトリンク:https://dev.first-vr.com
(*注2)FirstVRの魔法使い体感アプリ:https://first-vr.com/apps/#FVRwizzard
(*注3)ギャル電インタビュー記事:https://first-vr.com/gyalden-experienced-firstvr/

 

FirstVR開発でつまづいた時、すぐに開発者とディスカッションできるようにFirstVRのslackコミュニティを作成いたしました!

登録方法などはまた後日お知らせしますが、登録はすでに可能ですので、みなさんどんどんコミュニティ参加おまちしております!

こちらからコミュニティ登録できます!↓

https://join.slack.com/t/firstvr/shared_invite/enQtNDM4MTU2MjgwNjYzLTVhOGU4ODMxNDVlZTg5MDUzMWI3OTEwMDY2ZWNlZmUxMGU5MjY1MDZhYWZkOTgxODcwZTY5Y2Y0MDkyMjEzMWY


FirstVRアプリ「Amazing Fly Punch」
Google Play ダウンロードはこちら:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gpureturn.amazingflypunch


「Amazing Fly Punch」をプレイしたり、ジェスチャ入力ゲームを開発できる!

FirstVR-世界初、筋変位センサ搭載コントローラ

Amazon.co.jpで今すぐ購入↓
FirstVR 世界初筋変位センサ搭載コントローラー&ゴーグルセットVR/AR 軽量 スマホ対応
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CKNH89T/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_n12OBb4T9REJ0


 

FirstVR用VRアプリ「FVR bowling」開発者にインタビュー

4月26日に一般販売を開始したFirstVR。アプリケーション「母ご乱心」「FVR Wizard」に続き、4月17日に公開された専用SDKを使ってFirstVRで遊べるVRボーリングアプリを開発していただけました!今回はその開発者様にインタビューをいたしました。

【ボーリングアプリ開発者】 Hosonoさん(大学院修士1年) 開発使用ソフト:Unity

インタビュアー: H2L代表 岩崎健一郎, 撮影: H2Lエヴァンジェリスト 堀江
取材場所:H2Lオフィス

FirstVR-アームバンド型のコントローラとゴーグルのスマホVRセットデバイス。コントローラには世界初の筋変位センサが搭載されていて、腕に巻きつけるだけで手指の動作を読み取りゲームに反映する。

岩崎(以下:I)  : FirstVRでのVRアプリ開発ありがとうございます!本日はよろしくお願いいたします。
細野(以下:H):よろしくお願いいたします。

【細野さんの来歴】
I : 今回はUnityでVRボーリングアプリを開発されたとのことですが、プログラミングはいつごろから始められたのですか?
H :大学2年生の終わりくらいからですね。
I  : 今が修士1年とのことなので、だいたい2年前くらいからですね。プログラミングは何から始めましたか?
H: 学校の授業でc言語から始めました。最初は特にプログラミングはしてなかったです。とりあえず名前だけ聞いたことがあるので、いろんなソフトでハローワールドしたりしていました。
I  :  PythonなりJavaなどですね。学校以外の時間でプログラミングを行ったりはしていたのですか?
H: それなりにしていましたが、アプリ作成まではいかなかったです。3年生頃からUnityでアプリも作り始めて、でもまたそこからしばらくUnityもやらなかったですね。でも、UnlimitedHand(*注1)を卒論で使って、そこからデバイスを使った開発をはじめました。

I  :  研究室でUnlimitedHandを使っていたのですね。
H: はい。あとPythonを使って自分でUnlimitedHandのライブラリを作っていじったりしていました。数学がよくわからなかったので、機械学習のライブラリを使いたくて自分で作りました。
I  :  UnlimitedHandのライブラリはH2LからはUnityとJavaしか出ていないのですが、自分で作られたのはすごいですね。
H: ありがとうございます。

機械学習を使いたいために自分でUnlimitedHandのライブラリを作成した細野さん。

I  : じゃあデバイスとプログラムの連携をやり始めたのは4年生からですね?
H: そうですね。
I  :  研究室で開発については教えてもらったりしていたのでしょうか?
H: いえ、独学で勉強していました。あとは2016年のUnlimitedHandのハッカソンにもでました。
I  : ソニービルで開催した「ポストVRの未来を切り開く!
」(*注2)という題のUnlimitedHandハッカソンですね。2016年の11月頃の。細野さんは「ほんとは嫌いじゃないよ」という名前のチームですね(笑)
H: そのときはチームで、人型の的に向かってパンチを飛ばして当てて、最後は握手をして仲直りをするゲームを作りました(笑) 最終的に注目が別のチームの「乳しぼられ」VR(*注3)にもってかれてしまいましたが(笑)
I  : あれはインパクト大きかったですからね(笑) 「ほんとは嫌いじゃないよ」はチーム感があってとても好きでした。モデルを作る人、それを動かす人、というような役割があって。

UnlimitedHandハッカソンではゲームのプログラミングを担当していた細野さん。

【FirstVR購入からVRボーリングアプリ開発まで】

I  : UnlimitedHandのハッカソンなども行って、それからH2Lは1年かけてFirstVRを開発・販売をしたのですが、FirstVRはいつごろ手に入れられたのですか?
H: 去年の9月の東京ゲームショウで発表されてから予約したので、3月ごろ届いたかと思います。
I  : そこから今年の4月中旬にFirstVR用のSDKを公開したので、そこから開発を始められたということですね。今回作成したVRアプリ「FVR bowling」について、どのようなゲームか少し紹介いただけますでしょうか?
H: 今回作った「FVR bowling」は、FirstVRを使ってスマホでVRボーリングができるアプリです。FirstVRのコントローラの加速度センサを使って、コントローラを腕につけて、ボーリングの玉を投げるそぶりをするとVR内で玉を投げることができて、ピンに当てて得点を狙うゲームになってます。
I  : なるほど。FirstVRのコントローラを使うことで、フリーハンドで直感的な動作ができますね。こちらのVRゲームのプログラミングにはどれくらいの期間がかかりましたか?
H: ゲームとしての機能は2日くらいで完成しました。腕をふってピンが倒れるというところまでです。ただまだ得点などはついてなかったので、そこからそういった機能やデザインなどを直していった感じです。
I  : 今回はジェスチャの認識は使っていないのでしょうか?
H: ジェスチャ認識の機能は使ってないですね。ただジェスチャ認識の機能はSDKにはいっていたので、それも使ってみたいです。

今回のボーリングアプリではコントローラの加速度センサのみを使用しているとのこと。ジェスチャを使ったゲーム制作にも興味があるそうです。

I  : 公開されたSDKはいかがでしたか?
H: SDKを使えば、あまりFirstVRのこと知らなくても2~3行のコードでFirstVRコントローラのセンサデータを利用できるので、今回のボーリングアプリのようにジェスチャを使わないものであれば開発するのはそんなに難しいことはないです。
I  : ありがとうございます。

【FirstVRを使った感想】
I  : FirstVRの開発で楽しかったところはどういったところでしょう?
H: 手に何も持たないでコントロールできるところがとても面白かった。SDKでジェスチャ認識を試したのですが、グーとパーのジェスチャの識別はすぐにできたのですごいなと思いました。
I  : VRゲームを作るのはいかがでしたか? 3Dゲームとはちょっと違いますが。
H: そこまで大変ではなかったですね。
I  : 3Dを使っている人もどんどんVRを作って欲しいですね!
H: 有料にはなりますが、IKを使って制約をうまく与えれば、肘や上腕の動きもとれるのかなと思います。
I  : いまFirstVRの開発のために、これがあればいいなというものはありますか?
H: 今は作ったアプリの動作確認のためにスマホに書き出しをしているので、PC上で開発するためのSDKがあれば嬉しいですね。
I  : そちらはいろいろな方から要望をいただいています。ビルドして実機でしか試せないのはなかなか大変ですよね。次のSDKで対応予定です!

FIrstVRの開発をPC上でできるように、現在SDKを開発中。近日公開予定です!

H: FirstVRを使ってやりたいことは、コントローラのジェスチャ認識を使って3Dモデリングを自分の手で作りたいな、と。Pro Builder UnityだとBlenderのようにUnity上でモデリングできるので、APIを使ってFirstVRコントローラでより直感的にモデリングしてみたい。できれば夏までにやってみたいなと思ってます。
I  : 是非頑張ってください!

I  : 今回、細野さんがVRボーリングアプリを出して、反響はいかがでしたか?
H: 友人にも、実際にボーリングをするときと同じようなジェスチャでプレイできるのが面白いと言ってもらえました。手に何ももたないで遊べるので、直感的な動作ができるのが好評でした。それ以外にもたくさんの方がダウンロードしてくれたので、嬉しかったです。

インタビュー対応ありがとうございました!

細野さんの開発したボーリングアプリはストアにてダウンロードいただけます!
iOSの方はこちらからダウンロード

Androidの方はこちらからダウンロード

 

*注1: 2016年5月に発売したH2Lの商品。電気刺激による触感フィードバックとセンサによる筋肉のセンシング両方ができる開発者用デバイス。
公式サイト:http://unlimitedhand.com
*注2: 2016年10月~11月にソニービルにて開催されたUnlimitedHandハッカソン。集まったメンバーで人員構成をし、チームごとに開発をして大賞をとるため様々なアイディアが生まれた。
ハッカソンレポートブログ:http://unlimitedhand.com/report-open-the-future-of-vr-unlimitedhand-hackathon/
*注3: 「ポストVRの未来を切り開く!」UnlimitedHandハッカソンにて大賞をとったVRゲーム「Milking VR」。UnlimitedHandを腹部に装着し、電気刺激を流すことでまるで乳をしぼられている牛になったかのような体験ができるゲーム。
関連リンク:https://www.moguravr.com/adult-vr-ex/